20180521「96敗」トークショー@八重洲ブックセンター
シリーズ第二弾にして、今浪さんの今浪節と長谷川さんのジェントルツッコミのコンビネーションは抜群。ただ今回は拡散禁止トークも多かったw あとあまりの表現の生々しさに忖度した部分もありますw 今回もメモなしなので、間違ってる点があるかもなのはすみません。
(長谷川)前回は今浪さんのご病気や引退のお話を伺ってけっこうしんみりした感じだったのですが、今日はバカな話ばっかりしよう、今浪節だけをひたすら楽しむようにしようと思います。
(長谷川)今浪さんが引退したときに押し出されたと言っていた廣岡さん、二軍に落ちちゃいましたね、
(今浪)大志から昨日連絡あったんですよ。僕規則正しい生活してるんでいつも11時に寝てるんですけど、寝ようとしたら携帯が鳴って。だれやこんな時間に常識ないな、と思って見たら大志から「ファーム落ちます」ってLINEが入ってて。もう寝るところやったし、既読スルーも失礼なんで、既読もつけずに未読のまま寝ました。翌朝起きて、今日、10時くらいに返事返したけど、さっき見たけどまだ既読ついてない。まだ練習してるんやな、と信じたい。
(今浪さんが廣岡くんになんて返したか失念)
(LINEは今浪さんのほうからよく送るらしい)
(長谷川)今どんな生活してるんですか?
(今浪)釣り人ですね、あとこういうイベントや、草野球。知り合いのチームで人が足りないからって助っ人してきた。
(長谷川)ポジションは?
(今浪)一番ショート。
(長谷川)一番ショートが今浪さんって、相手チームとかどんな反応?
(今浪)今浪って名前で出てないから。本当は出るはずだった人の名前で出てたので(替え玉!)。ずっと違う名前で呼ばれているんだけど、ちがう名前やから自分のことってずっと気が付いてなくて、「おおっ!?」ってなったり。
(長谷川)成績は?
(今浪)3の2、1ホーマー。3打席目でホームラン打った。現役の時でもない最高の。今一番調子いい。どっかで雇ってほしい、日給3000円くらいでw
(長谷川)硬式やってた人は軟式はボールがつぶれてしまって対応しにくいといいますけど。
(今浪)それはパワー系のバッターの話。僕みたいな…察してくださいよw
(長谷川)草野球でもあのフォームで?
(今浪)あれはプロ用。あれは本来のフォームじゃない。あんな効率の悪いフォームないですよ。
(長谷川)「見せフォーム」?前回の今浪さんのテーマは「見せ●●」なんですよ。「見せ練習」、「見せ涙」。
(今浪)でも、あると思うんですよ、職場で「見せデスクワーク」に、「見せ営業」。みなさんも「見せユニフォーム」に「見せカメラ」じゃないですか!?
(長谷川)草野球のときはどんなフォームを?
(今浪)バット思い切り立てて、めっちゃ長く持っておもっきり振り回してますから。
(長谷川)身体の調子はいい?
(今浪)バッキバキですよ。
(長谷川)最高の仕上がり?
(今浪)草野球のダメージ残ってて、バキバキっす。
草野球するのに、久々にバッティングセンター行ったんですよ。プリペイドカード買って、110キロで1球目打って、あーにぶってんなーって思って。2球目で腰くきっていわして。1ゲーム22球のうち20球見逃して終わりましたね。カード3000円分買ったのでまだ残ってる。
(長谷川)最近は読書もされているというお話を聞きましたが、最近読んだ本は?
(今浪)「スラムダンク勝利学」。
(長谷川)その本は偶然にも伊藤智仁さんが一緒に大阪に行ったときに新幹線で読んでおられて。たくさん線を引いて、監督されるチームでどう生かそうかと。今浪さんは引退されてもう勝負の世界とははなれていますけど、それでもそういう「勝利学」みたいなことに関する本を読む意図は?
(今浪)いやあ…特になくて。某大手通販サイトで星4つ以上のものから。「あ、スラムダンクか」みたいな。
(長谷川)読んでみた感想は?
(今浪)…俺、バスケじゃなくて野球やねんけどなぁ…って(笑)
(長谷川)ほかに読まれた本は?
(今浪)今日も待ち時間に買いましたよ。
(長谷川)どんな本ですか?
(今浪)……話し方?の本。
(長谷川)それは、話し方にコンプレックスがあるとか、より伝わりやすい話し方を習得したいとか、そういう目的があって買われたのですか?
(今浪)いや……特になくて。ジャケ買いです。表紙が黄緑で。
(長谷川)今浪さんの話し方は、既成のものに当てはめてしまうよりも、今のままがいいと思います。
(長谷川)前回のトークショーで印象的だった今浪さんの言葉に、「年上は先輩、年下は手下、同級生は敵」というのがあって。ヤクルトに84年うまれの選手たくさんいますよね。
今浪さんから見た大引さんは?
(今浪)見たまんまじゃないですかね。
(長谷川)キャプテンシーは?
(今浪)キャプテンシーというより、熱い、暑苦しい。
(長谷川)今浪さん、大引さんと仲いいですよね。
(今浪)仲良くないっす。
(長谷川)思った通りの解答ありがとうございます。
・大引さんとの接点は大学時代は特になし。プロに入ったら同じリーグだったので試合で会ったら挨拶する程度。親しくなったのは日ハムでチームメイトになってから。
(長谷川)前回、給料通り働いていれば…と今浪さんはディスっていましたが。広島戦で同点ホームランの活躍などされていますが。
(今浪)あいつ今年の年俸いくらでしたっけ?
(長谷川)(選手名鑑確認して)六千万…少ないですね。
(今浪)少ない!? あいつほんとは一千五百万でしょ。
(長谷川)今浪さん、大引さんのことは結構いじりますよね。
(今浪)そろそろ啓次に怒られる(笑)次会ったらボコボコです。
(長谷川)ボコボコにするんですか?
(今浪)いや、ボコボコにされます(笑)
(長谷川)大引さんは今年はサードでの起用が多くなっていますが。
(今浪)サードはショートより運動量が少ないのは楽。でも、打球がめっちゃ早くて怖い。バッターボックスが近くなるから。あんな固いものがあんなスピードで飛んで来たら、当たったら死ぬやろと。
内野手は自分のエラーにするか、ヒットにするか、見せ方がある。正面に回り込んではじいたらエラー、側面からあててバーンとはじいたらヒット、みたいな。
あと、エラーにするかヒットにするかは、選手の性格として、自分のせいにしたがるかどうか、みたいなところもある。
(今浪)ショートはできるだけ守りたくなかった。毎試合5回にはふくらはぎつってた。運動量もあるし、あと緊張感。よくセンターラインをしっかり、って言うじゃないですか。自分がそこに?いやいやいや、って。
(今浪)今朝、ネットに大引啓次の記事がでてたの見ました?守備職人のプライドって。
column.sp.baseball.findfriends.jp
『意識してやることより無意識でやることのほうが大事』みたいな。あれ、僕が現役の時に教えてくれてたらもっと守備うまくなったのにw
(長谷川)一番守りたかったのはどこ?
(今浪)セカンドですね。
(長谷川)山田哲人と勝負したかったと。
(今浪)僕は常に勝負してましたよ。哲人にも「俺はあきらめてないからな」言ってました。でも「日本で一番(レギュラーとるのが)難しいポジションですよ?」って。あいつ自分で言うんですよ?ほんま自分でよう言うわと。
(今浪)守備で自信があるのはセカンド。セカンドでは僕一度しかエラーしてないんですよ。一回だけしたのが2013年の交流戦、神宮でインフィールドフライ落としたやつ。
次がファースト。あんな楽なポジションない。ファーストだと守備のことを考えなくてもいい。打撃のことだけ考えていられる。守りながら、次の打席どう攻めようか、とか考えられた。まあ、それくらい(僕の守備が)うまかったんでしょうけど(ドヤァ)。
(長谷川)坂口さんとの関係は?
(今浪)ぐっちは僕のことリスペクトじゃないすか?
(会場内笑い)
(今浪)なんか今日イチの笑いだったんですけど。なんででしょうねぇ…わっかんないですねぇ…
(長谷川)坂口さんはどこをリスペクトだったんでしょう?
(今浪)プレイスタイルじゃないですかね。相手チームだった時、僕のところにばっかり打ってきてましたから。ぐっちの通算打率下げたのは僕ですから。またあいつこっち打ってくるわーって嫌でしたもん。
普段のぐっちは関西人の明るい兄ちゃん。ヤクルトの早朝にやってる子供向けの番組、あれで「みんな。おはよう!」ってやってたの、あれヤクルト1でしょ。
(長谷川)個人的な付きいは?
(今浪)ないですね、二人でどっか行くとかはなかったです。
84組について
・LINEグループがあって、どっか飲みにいったり、肉食いに行くか!とかやってる。
・言い出すのは意外と雄平さん。あと大塚淳が仕切り。
・今浪さんが引退した時もお疲れさま会やってもらった。良介は宮崎に行ってていなかったので(ということはお疲れさま会10月?)、帰ってきてから二人でごはん行った。
(長谷川)今浪さんから見て、雄平さんはどんな人ですか?
(今浪)マッチョ。
(長谷川)性格は?
(今浪)面白いですよね。ずっと野球のことを考えている。野球のこと以外考えたことないんじゃないか、って感じ。
(長谷川)さっき伺った84会で飲みに行ってるときとかでも?
(今浪)そうですね。肉食って筋肉にするぞ、的な。
(長谷川)トレーニングや栄養学の話を教わったり?
(今浪)うーん…それは……なかったっすね。雄平って、こう、話がふあ~っとしてるじゃないですか(笑)だから、知識的なことはあまり……。
(長谷川)そうなんですよね、雄平さんって話がふあ~っとしているところがあって。インタビューするときにどんな感じでいったらいいんですかね?
(今浪)イチ友達として。
(長谷川)友達じゃないですし(笑)
(今浪)こう、聞きたい話があったら、それピンポイントで聞くんじゃなくて、ほかのこともいっぱい聞いたらいいんじゃないですかね。とりあえず10球投げてみて1球反ってきたらそれをひろってうまく書く、みたいな。
(長谷川)今浪さんからみたバレンティンさんは?
(今浪)・・・
(長谷川)同級生ですよね?
(今浪)いやいや、同級生じゃないですし。
(長谷川)どんな性格?
(今浪)あいつこそずーっとふざけてる、試合の5分前とかまで誰かの真似とかしてケラケラ笑っている。
(長谷川)同じ選手から見て、バレンティンのむらっ気はどう感じていた?
(今浪)織り込み済みですよね、キレたときのために三輪さんがいる。ニコイチ。あれ?三輪さんもうやめたんでしたっけ?
(長谷川)まだやってますから。
(今浪)あ、今年やめるんでしたっけ。
(長谷川)今浪さんは、大引さん、鵜久森さん、三輪さんの話をするときはめちゃくちゃいじるんですよ。こっちが大丈夫なのかなって心配になるくらい。ここまでの話はツイッターにのせてOK?
(今浪)三輪さんはヘーキっす。なんなら神宮の電光掲示板に載せてくれていいですよ。
(長谷川)バレンティンのキレたとき要員って?
(今浪)「お疲れ様でした」って。あ、でも神宮にいないか。
(長谷川)またそんなw
(今浪)もう来年はこっち側の人間ですよ。
(長谷川)廣岡選手は(一軍にいれば)宮本コーチ、石井コーチに指導を仰ぐことができて、とても恵まれた環境にいるのではないかと。
(今浪)お二人とは一緒にやったことがないのでわからないですけど……でも、あっちからも100、こっちからも100言われて、両方のいうことを聞こうと思ったらパンクしてしまう。そこをどう処理できるか、とい部分はあると思いますね。
(長谷川)今浪さんはコーチから何か言われたことは。
(今浪)ないですね。何も言われたことがない。好きにしていいよって。コーチから何か言われてたらあんなフォームになってない(笑)
自分はドラフト下位で、言ってみれば数あわせみたいなもん。だから、好きにしていいんですよ。どう練習するかも、1、2年でクビになるかも。
(今浪)ドラフト下位の選手と違って、上位の選手はかけられる期待とプレッシャーが違う。あと、上位の選手をどう育てるか、という球団のプライドもある。
(今浪)今が大志にインタビューするチャンスなんじゃないですか?下級選手だから。そろそろ「練習はうそをつく」ってことに気が付いたほうがいい。
(長谷川)それって今浪さんがしてたのが「見せ練習」だったからでは?
( ゚д゚)ハッ! そうか…と小芝居をする今浪さん。
(長谷川)でも既読つかないくらい練習してるんでしょ。彼は見せ錬じゃなくてガチ錬ですよね。
(今浪)大志のは「やらさ錬」でしょ。
・宮本コーチが怖いというが、いっしょにやったことないのでわからない。宮本さんとは2回話したことがあって、1回は移籍してきたとき、1回は選手やめるとき。どっちも親切に話してもらって、ええ人やなって。
・真中さんはコーチのときは移籍してきた自分にいろいろ話しかけててくれたけど、監督になってからは自分からも、他の選手からも等しく距離を置いていた。おそらく情の人で、それに流されないために、断固として決意をもってやっていたのだと思う。
・日ハムは選手が引退してコーチになっても呼び方が変わらない、おそらくそういう接し方のマニュアルがあるんじゃないかと思う。ヤクルトは元選手が引退してコーチになったら「○○さん」から「○○コーチ」って呼ぶようになる。距離を作りたがるというか…
(長谷川)じゃあ、森岡さんのことも森岡コーチって呼んでいた?
(今浪)いや、僕はバリバリ「良介」って呼んでましたね。
(今浪)星野さんの言葉でささってるものがあって。「平等ではない」。学校とか、職場とか、野球界でも、平等であるべきだ、平等であるのが当たり前って言われる。でも本当はそうじゃない。間違いなく不平等はある。その不平等をどう利用していくか、っていうことだと思う。
・今浪さん、高校の時は「優遇されていた」ほう。野球部の特待生で授業料免除だった。自分が優遇されているという形で「差」があるのを高校の時から実感することがあった。
・大学の時は、今浪さん自身はそれほど優遇されていたほうではなかった。
(長谷川)大引さんは法政大学史上最高のキャプテンと言われてましたが。
(今浪)向こうは法政大学のエリート、こっちは明治大学の隠れキャラ。
でも、一年からメンバーには入っていたので、一年で何かあったら僕に言われてましたね。一年代表してお前がやらへんからみんなせえへんねや、って。正直、そんなん本人に直接言えやって思ってましたけど。先輩からありがたいお言葉をいただき(笑)
・プロでは、期待されていない自分をはっきり自覚していた。悔しいとかはなかった。
(今浪)自分がプロで活躍できるとか、出場して、ヒット打つとか、思ってなかったから。ただ、野球をやってきた人間として、一度はどんなものかその世界をのぞいてみたいと思って。
・ヤクルト最下位→「今年は中日が強いんじゃないですか」
・去年の同時期との借金の比較→「まだ借金8、まだまだいける、96敗できる」
(長谷川)ここまで今浪チルドレンを増やした今浪さんの魅力を自己分析してください。
(今浪)この髪型じゃないですかね(ドヤァ)
(長谷川)その髪型ちょっと前にしたばっかりじゃないですか。
(今浪)四日ほど前に美容院に行って、前の髪型もあきたのでなんかいいのないですか?と言ったらこうなった。
(長谷川)ほかには?
(今浪)トレードになった増渕投手より給料安かったから温かい目で見てもらえたんじゃないですかね?1700万安かったでしょ?(※2014年の推定年俸は今浪さん1700万、増渕さん2900万、Slugger選手名鑑調べ)
(今浪)18歳の少年が、選手として成長していくのを同じ時間軸で見届けられるのはファンにとって特別な体験。
(今浪)大志はこれだけヨイショしたからレギュラーとったら焼肉おごってもらいたいっすね。
(今浪)谷内くんは無理。そんなスケールない。谷内君はただの哲人のお友達。
(長谷川)せっかくいい話をしていたのに最後はお立ち台での調子になっちゃいましたね…